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2025年11月
  • 小児科緊急外来受診後のフォローアップ

    医療

    小児科緊急外来を受診した後も、お子さんの状態を注意深く観察し、適切なフォローアップを行うことが非常に重要です。緊急外来での診療は、あくまで緊急性の高い症状に対する初期対応が中心であり、病気の根本的な原因究明や長期的な治療計画は、改めて日中の一般外来で行う必要がある場合が多いからです。まず、緊急外来を受診した後、医師から指示された注意事項や、処方された薬の用法・用量を必ず守りましょう。症状が一時的に改善しても、自己判断で薬を中断したり、受診指示を無視したりすることは、病気の再燃や再悪化を招く可能性があります。薬は、お子さんの状態に合わせて適切に調整されているため、正しく服用することが大切です。次に、ご自宅に戻られた後も、お子さんの「全身状態」を注意深く観察し続けてください。熱が下がったか、嘔吐や下痢は改善したか、機嫌はどうか、水分は摂れているか、食欲はあるか、排尿や排便の状況はどうかなど、具体的な項目をチェックリスト化して観察すると良いでしょう。もし、症状が改善しない場合や、再び悪化した場合、あるいは新たな症状が現れた場合は、ためらわずに再度、医療機関に相談してください。特に、意識の変化、呼吸の異常、けいれん、激しい痛みの訴えなどは、再受診が必要な緊急性の高いサインです。緊急外来の医師から「後日、かかりつけ医を受診してください」と指示された場合は、必ずその指示に従いましょう。かかりつけ医は、お子さんのこれまでの病歴や体質をよく理解しているため、緊急外来での診断結果を踏まえ、よりきめ細やかな治療や継続的なケアを提供してくれます。検査結果の詳しい説明や、今後の生活上の注意点、予防策などについても相談できるでしょう。また、緊急外来で特定の検査(例:血液検査、尿検査など)を受け、その結果が後日判明する場合もあります。この場合も、結果確認のための受診を忘れずに行いましょう。小児科緊急外来は、お子さんの命を守るための大切な場所ですが、その後の適切なフォローアップが、お子さんの健康な回復に繋がることを忘れてはなりません。