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小児科緊急外来の受診の判断基準
お子さんの急な体調不良は、親にとって非常に心配なものです。特に夜間や休日に症状が現れた場合、小児科の緊急外来を受診すべきか否かの判断は迷うことが多いでしょう。しかし、緊急外来は重症な患者さんを優先して診療するため、安易な受診は本当に緊急性の高い患者さんの治療を遅らせる可能性があります。そのため、受診の判断基準を事前に知っておくことが非常に重要です。まず、緊急性が高いと判断される症状としては、「意識障害」が挙げられます。呼びかけに応じない、ぐったりしている、けいれんが止まらない、顔色が極端に悪い(青白い、唇が紫色など)、呼吸が苦しそうでゼーゼー、ヒューヒューと音がする、呼吸が速い、あるいは遅いなどがこれに該当します。これらは命に関わる可能性があるため、すぐに救急車を呼ぶか、緊急外来を受診してください。次に、「持続する高熱」も注意が必要です。特に3ヶ月未満の乳児で38℃以上の熱がある場合や、熱性けいれんを繰り返す、熱があってもぐったりしている場合は、重篤な感染症の可能性も考えられるため、緊急性が高いと判断されます。また、「激しい嘔吐や下痢」が続き、水分が全く摂れず、脱水症状の兆候が見られる場合も緊急性が高いです。尿が出ない、口が乾いている、皮膚の弾力がないなどの症状が見られたら、すぐに受診しましょう。「頭を強く打った」場合も注意が必要です。意識がはっきりしない、何度も吐く、手足の動きがおかしい、けいれんを起こすなどの症状があれば、すぐに受診が必要です。その他、「激しい腹痛」が続き、お腹を触られるのを嫌がる、血便が出るといった症状、「体のどこかに強い痛みがある」「異物を誤嚥した」なども緊急性の高い症状として挙げられます。これらの判断に迷う場合は、地域の救急相談窓口(#8000など)を利用して、専門家のアドバイスを受けることも有効です。緊急外来は、必要な時に適切に利用することが大切です。冷静に症状を観察し、的確な判断を心がけましょう。