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子供のけいれん!緊急外来での対応
お子さんがけいれんを起こす姿は、親にとって非常に衝撃的で心配なものです。けいれんは、脳の異常な電気活動によって引き起こされる不随意な身体の動きであり、その原因は様々です。最も多いのは熱性けいれんですが、中には緊急性が高いものもあります。けいれんを起こした場合、まず大切なのは「慌てずに冷静に対処する」ことです。お子さんを安全な場所に寝かせ、周囲の危険なもの(家具の角など)を取り除き、頭を保護しましょう。衣服を緩め、嘔吐物による窒息を防ぐために、顔を横に向けてください。口の中に指やものを入れたり、体を強く押さえつけたりするのは危険なので絶対に避けましょう。そして、「けいれんがいつから始まったか」「どのくらいの時間続いたか」「体のどこがどのように動いていたか」「意識はあったか」「けいれんが終わった後の様子」など、できるだけ詳しく観察し、記録に残しておくことが、医療機関での診断に役立ちます。熱性けいれんの場合、通常は数分で止まり、その後は眠ったような状態になることが多いです。けいれんが止まった後、意識が回復し、いつもと変わらない様子であれば、日中に小児科を受診しても良い場合があります。しかし、以下のような場合は、すぐに緊急外来を受診するか、救急車を呼ぶべきです。けいれんが「5分以上続く」場合、けいれんが「繰り返して起こる」場合、けいれん中に「顔色が極端に悪い(青白い、唇が紫色など)」場合、けいれんが止まった後も「意識が回復しない」「ぐったりしている」場合です。また、初めてけいれんを起こした場合や、発熱がないのにけいれんを起こした場合も、緊急性が高いと判断されます。緊急外来では、医師がけいれんの原因を特定するために、詳しい問診や身体診察を行い、必要に応じて血液検査や脳波検査、頭部画像検査などが行われます。けいれんは様々な病気のサインである可能性があるため、正確な診断を受けることが、お子さんの今後の治療方針を決定する上で非常に重要です。冷静な初期対応と迅速な医療機関受診が、お子さんの健康を守る上で不可欠です。