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吐き戻しとゲップの関係性
新生児の吐き戻しとゲップは、密接な関係にあります。ゲップは、授乳中に赤ちゃんが胃に飲み込んでしまった空気を体外に出すための自然な生理現象であり、このゲップを適切に行うことが、吐き戻しを減らす上で非常に重要な役割を果たします。赤ちゃんは、母乳やミルクを吸う際に、どうしても空気を一緒に飲み込んでしまいます。特に、授乳中にむせたり、哺乳瓶の乳首の穴が合わなかったりすると、より多くの空気を胃に溜め込みやすくなります。胃の中に空気が溜まると、胃が膨らみ、胃の内容物が食道へと逆流しやすくなります。この逆流によって起こるのが吐き戻しです。ゲップをさせることで、胃の中の空気を排出することができれば、胃の膨満感が減り、胃の内容物が逆流するのを防ぐことができます。そのため、授乳中や授乳後にゲップをさせる時間を設けることは、吐き戻し対策の基本中の基本と言えるでしょう。ゲップのさせ方にはいくつか方法がありますが、一般的なのは、赤ちゃんを肩に縦抱きにして、背中を優しくさすったり、下から上へ向かって軽くトントンと叩いたりする方法です。また、赤ちゃんを膝に座らせて前傾姿勢にさせ、顎を支えながら背中をさすってあげる方法もあります。ゲップが出るまでには個人差があり、すぐに「ブクッ」と大きな音を立てて出ることもあれば、しばらく時間がかかることもあります。ゲップが出なくても、数分間は縦抱きを続けることで、胃の中の空気が上部に移動し、吐き戻しを減らす効果が期待できます。ゲップが出た後も、すぐに赤ちゃんを横に寝かせずに、しばらくの間、頭を少し高くした状態で抱っこしたり、バウンサーなどを利用して休ませたりすると、さらに吐き戻しを防ぐ効果が高まります。ゲップは、赤ちゃんの消化器系の発達とともに徐々に上手になっていきます。吐き戻しが頻繁な場合は、授乳の途中で一度ゲップを挟むなど、工夫を凝らしてみるのも良いでしょう。ゲップと吐き戻しの関係を理解し、赤ちゃんの成長に合わせて適切に対応することで、親も赤ちゃんも快適な授乳タイムを過ごせるようになります。