お子さんが頭を強く打った場合、その後の状態を注意深く観察し、必要であれば小児科緊急外来を受診することが非常に重要です。子供の頭部は大人よりもデリケートであり、見た目には軽微な外傷に見えても、頭蓋内に出血や損傷がある可能性も否定できません。緊急外来を受診すべき判断基準としては、まず以下のような症状が挙げられます。頭を打った直後に「意識を失った」、または「意識が朦朧としている」「呼びかけに応じない」など、意識障害が認められる場合です。頭を打った後、「繰り返し吐く」場合も注意が必要です。特に、時間が経ってから吐き始める、何度も吐く場合は、頭蓋内出血の可能性も考えられます。「けいれんを起こす」「手足の動きがおかしい」「目が一点を見つめている」「目の動きがおかしい」など、神経学的な異常が見られる場合も緊急性が高いです。また、「頭部から出血が止まらない」場合や、「頭の凹み」が見られる場合もすぐに受診が必要です。乳児の場合、「大泉門が膨らんでいる」場合も注意しましょう。その他、機嫌が悪く泣き止まない、顔色が悪い、ぐったりしているなど、普段と様子が明らかに異なる場合も、医師の診察を受けるべきです。緊急外来では、医師が頭部外傷の状況や、お子さんの症状を詳しく確認し、必要に応じて頭部CT検査などの画像診断が行われます。CT検査は、頭蓋内の出血や骨折などを確認するために非常に有効な検査ですが、放射線被曝のリスクも伴うため、医師が必要と判断した場合にのみ行われます。頭部外傷の場合、受診後も数日間は注意深い観察が必要です。特に、打撲後24~48時間は、意識レベル、手足の動き、嘔吐の有無、けいれんの有無など、お子さんの状態を注意深く観察し、少しでも変化があればすぐに病院に連絡しましょう。夜間の緊急外来を受診した場合でも、翌日以降にかかりつけ医を受診し、経過を報告することも大切です。冷静な判断と適切な対応が、お子さんの頭部外傷からの回復に繋がります。
子供の頭部外傷!緊急外来での検査と注意点