新生児の生理的な吐き戻しは、多くの赤ちゃんに見られる現象ですが、授乳方法や授乳後の抱っこ法を工夫することで、その回数や量を減らすことが可能です。新米ママ・パパが安心して育児を進めるためにも、ぜひ実践していただきたいポイントがいくつかあります。まず、授乳中の工夫です。赤ちゃんが空気を一緒に飲み込むと、胃の中に空気が溜まり、それが吐き戻しの一因となります。母乳育児の場合、赤ちゃんが乳首と乳輪を深くくわえているかを確認しましょう。口の周りがしっかり密着していることで、空気の飲み込みを防ぐことができます。人工乳の場合、哺乳瓶の乳首の穴の大きさが適切であるかを確認してください。穴が大きすぎるとミルクが出すぎてむせたり、小さすぎると吸うのに時間がかかり空気を飲み込みやすくなります。また、授乳中は赤ちゃんをやや立てた姿勢で授乳するように心がけ、重力の力を借りてミルクが胃に流れ込むのを助けましょう。次に、授乳後の工夫が特に重要です。授乳後はすぐに赤ちゃんを寝かせつけず、しばらく縦抱きにしてゲップをさせてあげましょう。ゲップは、胃の中に溜まった空気を外に出すための大切な行為で、吐き戻しを防ぐ効果があります。赤ちゃんの背中を優しくさすったり、軽くトントンと叩いたりしながら、数分間縦抱きを続けてください。ゲップが出なくても、しばらく縦抱きを続けることで胃の中の空気が上部に移動し、吐き戻しが減ることが期待できます。ゲップが出た後も、すぐに横に寝かせず、15分から30分程度、頭を少し高くした状態で抱っこしたり、バウンサーなどを利用して休ませたりすると良いでしょう。また、授乳の間隔を短くして一回あたりの授乳量を減らす「少量頻回授乳」も、胃への負担を軽減し、吐き戻しを減らすのに役立ちます。赤ちゃんがミルクを飲むのが上手になってくるにつれて、吐き戻しは自然と減っていくことがほとんどです。焦らずに、これらの工夫を試しながら、赤ちゃんの成長を見守ってあげてください。